単位取得までのスケジュール管理が大変

通信制大学は、一般的な通学制大学とは形式が大きく異なりますが、あくまでも大学です。卒業するまでには、決められた単位を取得しなければなりません。そして、単位が不足すると、形式上は留年という扱いになり、卒業までの期間が長くなってしまいます。そうならないために、どの講義の単位を取得するのかを考えた上で、学習スケジュールを決める必要があります。

ただ、日常生活や仕事と両立する場合、スケジュール管理が大変になりやすいです。講義を受ける時間そのものを確保できず、スケジュールを立てられないこともあるでしょう。スケジュールを立てたとしても、急な予定で講義を受けられない恐れもあります。そうして、スケジュール管理ができず、単位を落としてしまうリスクがあるのは、通信制大学のデメリットと言えます。

卒業までの学習モチベーションを維持しにくい

通信制大学を利用する場合、卒業できるかどうかは、自身のモチベーションにかかっています。そのモチベーション維持が難しいのが、通信制大学のデメリットです。通信制大学の学生は、基本的には一人です。周囲に切磋琢磨する人はおらず、スケジュールを管理してくれる人もいません。卒業に向かって、孤独に学習する必要があります。そのように、ただでさえモチベーション維持が難しいにもかかわらず、仕事や生活が忙しくなって、スケジュール通りに講義を受けられなければ、心が折れてしまうかもしれません。したがって、高いモチベーションを保てそうな通信制大学を選んだり、モチベーションを高める対策をしたりするといった工夫が必要となるでしょう。